カメラに限らず、常に何かを買うときは、それが、自分にとって最高であり、これがゴールだと思って買っています。
しかし、残念ながら、それがゴールにいたることはほとんどなく、新しい道を見つけ彷徨うのです。
性格的に、一つを試して、もうこれでいいと満足するタイプではなく、他のものも試したくなる。 他のものを使ってみないと良さがわからない。自分に合っているか、そして、”良いものとは”というものが見えてこないと思うのです。
なので、失敗ではなく、大切なプロセスでだと自分に言い聞かせております。
しかし、今、限りなくゴールに近いものが手元にあるという実感があります。
2019年3月に手に入れ、1年くらい経ちましたが、この感じは、衰えるどころか、強まる一方です。
それがLeica M9-Pです。
ここでは、これに至るまでにルートを書いています。
- これまでのカメラの話
- Leicaを買ってから話
- leicaが好きだという話
- レンズの話
これまでのカメラの話
結果的に、これは”常に持ち歩ける本気カメラ”を探す道のりです。
今、思うと幼い頃からカメラはとても身近にありました。
祖父はかなりカメラにハマっており、祖父の家には暗室があり、カラーも自分で現像していたそうです。
お正月にはでかい中判のカメラとでっかいストロボで集合写真を撮るのが、お決まりでした。
ですが、ぼく自身はカメラに全く興味はなく、子供が産まれるまでカメラを自分で買ったことはありません。
まさか、こんなにハマるとは。。。
初めての一眼 CANON 50D
子供が産まれたことをキッカケにカメラを買います。
まさにカメラお父さんです。
購入したのは、CANON 50D。APS-Cサイズの一眼レフ。
ダカフェ日記さんに憧れて、SIGMAの単焦点35mmF1.4との組み合わせで使っていました。
<Sigma 30mm f/1.4 EX DC HSMで撮影した写真>
すごくキレイにボケて、嬉しくたまらなかった。写真を撮りまくってました。
ただ途中からボカしすぎて、よくわからないと感じるようになって、開放では使わなくなっていきました。
祖父が持っていた2470F2.8Lが手に入り、2470がメインになりました。ただし、でかい。
(じーちゃんありがとう)
常にカメラを持ち歩きたい
「あ、今日、カメラ持ってない」という場面に遭遇するようになり、常にカメラを持ち歩きたくなります。
でも、一眼はデカすぎる。かばんに入らん(重いからやだ)
ということで、カバンに入る小さなカメラが必要だという発想になります。
カバンに入るカメラがほしい。
ということで、一眼とは別にfujifilm X70を購入し、常にカバンにx70。本気の時は一眼という体制になります。
X70は、ズームできない。手ぶれ補正なし。
でも、見た目も好き。たまらない。サイズもちょうどいい。
その時のブログ
常に本気カメラ = ミラーレス一眼
x70もすごくいいけど、いつも写真を撮るときに、50Dならもっとキレイに撮れるかもしれない。。。と考えてしまいます。
なので、サブカメラという発想は肌に合わず、常に持ち歩ける本気の1台が欲しいんだと気付きました。
そして、持っていたカメラを全て売却してフルサイズミラーレスα7sにします。
αシリーズの中で、高感度のSを選んだのは高画素化が進むなか、あえて、1画素を大きくして、より多くの上質な光を取り込もうというアプローチに惹かれたからです。画総数では圧倒的に劣るのだけど、数値化できない、感覚的なところで魅力を感じました。
そして、Leica
「いつか買うなら、今買ったほうがいい」
α7sになんの不満もなかったのですが、SALVAGEYARDの展示に来てくれたカメラマンの彼がLeica M(type262)を持っていて、「いいなー。いつかはLeicaほしいと思ってるんだー」と話した時の彼の返しが、「いつか買うなら、今買ったほうがいいと思って買っちゃいました。」と
なにそれ、かっこよすぎでしょ(笑)
それから、一気にLeicaが気になりだして、もう止まりません。
Leica のことは当然知ってたけど、詳しいことはわからない。レジファインダーのことも知らなかったし、実際にいくらくらいするのかも知らない。でも、めちゃくちゃほしい。とにかくほしい。
常に持ち歩きたい本気カメラの正解がここにあったんだと。
それから、いろいろ調べて、動画が撮れるtype262もほしい。めっちゃ高いけど、いっそ48回払いでM10を買うか。でも、KocakのCCDセンサーってすごくね。M8は買いやすいけど、センサーサイズが微妙だし、UV/IRフィルター必須は結構辛い。じゃ、M9だなと。するとM9にはセンサー剥離問題があって、中古で買うリスクが高い。
なんやかんや悩んだで、息子の入学式のためにも買わなくてはいけないと無理くりな理由を生み出し、Leica M9-Pを購入。
ちなみにM9は、結果的にセンサー剥離が発生。ドイツ行きとなりました。でも、その分、新品で買ったようなものだと思って、末長く使いたいと思っています。
今でも、いきなり、フルサイズのカメラを買うことは心理的に難しいと思います。ですが、初めて買った一眼が4万円くらいからはじまって、売っては買いを繰り返していくうちに、だんだん金銭感覚がおかしくなり、今に至ります。