先週から内装工事をさせていただいたCandle shop koko様の工事が完了しました。
もともとは、グレーのクロス貼りの壁でした。
そこに「3つの壁」というコンセプトで、
黒板。銅板。塗り壁を作りました。
それぞれ、色も質感も全く違う3つの壁です。
塗り壁は、「白い蝋」の色を活かせるよう砂を混ぜ、少しグレーっぽい色になるようにし、
質感を出すために藁を混ぜました。
この藁は、僕の祖父の家にあったものです。
まだ祖父母がお米を作っていた頃なので、3、40年前のものだと思います。
きっと次の年の藁を束ねるためにとっておいたものなのでしょう。
それが、こうして新しい形で利用できることを嬉しく感じます。
この藁がなくなったら、次は自分で作ったお米の藁を使うようになるのかな。。。
そして、銅板。
もともとは、新品の銅板ですが、
風合いを出すために、特殊な薬品を使って黒錆を出したり、バナーで炙ったり、水をかけたり、叩いたり。。。
お客様と総出で行いました。正直、この貴重な体験は楽しかったです。
銅板の加工にも苦心しましたが、僕自身とても気に入っています。
銅板に関しては、たくさんの方から、道具を貸していただいたり、アドバイスをいただいたりと
皆様にお世話になりました。
また、「銅板」という提案を受け入れていただき、チャレンジをさせていただけたお客様に感謝しています。
ありがとうございます。
しかし、まだ続きます。
準備が出来次第、さらに他の壁一面を漆喰の半磨き仕上げにすることになりました。
「ここがすごい良くなったから他も良くしたくなる」
とてもありがたいお言葉です。