古材の時計

古材の質感が好きです。

古材には、人の手で培われる経年変化と虫食いや雨風で培われる経年変化があります。後者の自然の力による経年変化はその表情も豊かで、眺めていたくなります。
ただ、自然の力による経年変化は、ダメージが強いものが多く、椅子やテーブルなどの道具として使うには難しい部分があります。

どちらかというと絵画のように飾るものがいいと思いながら、いい使い方がないか考えておりました。

そこでたどり着いた考えが、”時計”です。

ずっと前から作るイメージはあったのですが、時間がなく作れていませんでしたが、ようやく形になりつつあります。

長い年月による経年変化を刻み込んだ古材と時を刻む時針。
この組み合わせにロマンを感じるのです。