玄能

今日はゆっくり休んで、夕方に玄能を仕込みなおした。

ちょうど2年前に80匁(300g)の玄能を買ったが、軽すぎて使わなくなっていた。しかし、腰のことを考えるともう一度試したくなった。
今は100匁(375g)を使っているが、内装の仕事の時は80匁、建て込みの時とかは100匁に変えるとか、使い分ければいいのではないかと思う。

2年前に仕込んだ柄の形が気に入らず、削りなおす。
長さも今の100匁と揃えることにした。

柄も含めた重さは、80匁は401g。100匁は482g。80gの違いだが、体感として差は大きい。
一度外して、形を変えただけなので、2,30分のことだが、楽しい時間だった。

前は、直線的な角ばった形が好きだったけど、今は、持った時に柔らかさがあるもの、丸みのあるものが好きになった。

今でも車やカメラ、iphoneも角ばったものの方が好きだけど、好きなものをよく観察すると直線だけでなく、曲線もあって、持ちやすさを考慮した丸みであったり、角ばったボディに丸目のライトだったり、全体的なイメージとして角ばっているという感じだということがわかった。
要はバランスなのかもしれない。

船手玄能は、玄能自体が、角ばっているので、柄の根本に丸みがあっても許せるというか、これはこれでいいなと思う。
使いやすさと美しさにおいて、他の人と違う、自分なりの正解を見つけたいが、あともう一歩な気がする。

折れたりして、また作り直すのが楽しみだ。

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