ガゼボのある庭が夢だったというお客様の依頼内容を聞いた時のぼくの最初の一言です。
予算的には、8角形は難しく、4角形ものなら。。。という話でスタートしましたが、
その後、ガゼボをいろいろ調べているうちに、ぼく自身、8角形のガゼボを作りたくなってしまい、イメージもできてしまいました。
だったら、憧れのものを作りたい。
このお庭にあるガゼボを作ろうとお客様にも予算も増やして頂き、今回のガゼボを作ることになりました。
日本建築 × gazebo
ガゼボをいろいろと見てみましたが、柱を建てず2×4材で壁面を作って組み立てる方法が一般的なようです。
しかし、ぼくは大工なので柱を建てたくなります。
屋根材は、米杉のウッドシングルですが、それ以外は、すべて道産のカラマツ材です。
耐久性はもちろん、色合いを考慮して、カラマツ材を選びました。
「かぼちゃ束」 柱を8角形に加工して作ります。
これは8方向から垂木が刺さり宙ぶらりんになります。
自由度の高い空間に
使う用途に応じて、レイアウトを変更できるようにベンチなど作りつけにせず、椅子やテーブルを持ち込んで使うことにしました。
このテーブルは、お客様の依頼で製作しました。
利便性を考えて鉄足で折りたためるテーブルを見つけてきて、天板をリメイクしました。
完成したgazebo
屋根の高さのバランスにはとても気をつかいました。
お客様にも気に入っていただけて、とても嬉しいです。
これから、屋根の色も変わっていくのが楽しみにですね。
ガゼボへのアプローチも作られるそうなので、それも楽しみにしています。
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基礎:束石基礎
構造:北海道産カラマツ
屋根材:ウッドシングル(米杉)
塗装:ウッドロングエコ
外周り 2,000mm
内側 1,750mm
床面積 2.7平米