ハイエースとバイオディーゼル

愛車の軽トラックを車検を機に手放すことにしました。

エンジンのかけ方、ギアの入れ方には、かなりコツがあるという癖のある車ですが、
友人が引き取ってくれ、さらに車検までとって乗ってくれることになりました。
廃車はかわいそうだなぁと気になっていたので、とてもありがたいです。

そして、ぼくは、憧れのハイエースに

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ハイエース。
でも、実はトラックです。

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エンジンなど中身はハイエースと同じで、ボディーがトラック仕様のハイエースです。
長距離の移動や耐久性を考えると軽トラは厳しいけど、
自分で加工した材料などは、自分で運搬するしかないので、トラックは手放せない。

なので、こういう選択になりました。

新しい形はあまり好きではなく、角ばった古いもの(欲を言えば丸目)で状態がいいものをずっと探していましたが、やっと出会えました。
100系より古い80系のハイエースで、ギリギリ平成車です。
大切に乗りたいと思います。

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ハイエースといえば、ディーゼル。
ディーゼルといえば、バイオディーゼル!!!

そうなんです、このハイエースは、バイオディーゼルで走っています。

実物はこれです。
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このバイオディーゼルは、飲食店から出る廃油から作られています。
廃油から化学反応を利用してグリセリンを取り除いたのがこの燃料です。

見た目は、普通に油です。
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これでエンジンがかかって、しかも普通に走るんだから不思議です。
でも、初期型のディーゼルエンジンはピーナッツオイルでは走っていて、
もともと、バイオディーゼル用に開発されたエンジンらしいです。

廃油で走る。と言っても、バイオディーゼルを作る際に、グリセリンがゴミとして出てしまいますが、
それでも廃油で走ると思うと気持ちがいいです。

実際の利用は、
バイオディーゼルの販売会社さんが20Lタンクで家まで配達をしてくれて、
自宅で保管。給油は自分でポリタンクで給油します。
バイオディーゼルがなくなりそうになったら、電話して配達してもらう。
という感じです。

2016年10時点では、1Lあたり108円で販売してくれます。
軽油の場合、この辺りだと大体98/Lくらいなので、1Lあたり10円割高になりますが、
ガソリン車から乗り換えたぼくとしては全然安く感じます。

今の所、全く問題はありません。
排気ガスが天ぷらの臭いという以外特に違いはないように感じるくらい、普通に走っています。

でも、この夢のような燃料も、最大の弱点が寒さ。
冬用に作ったものでも-20度を越えると固まってしまう危険があります。

この車は燃料フィルターがエンジンルームの外にあるタイプなので、
使えて10月中までかな。
なので、実際にバイオディーゼルで走れる期間は、4月〜11月まででしょうか。

バイオディーゼルと聞くとちょっとハードルが高く感じていましたが、
実際、使い始めると思ってた以上に気軽に乗れることに驚きました。

詳しくはこちらもご覧ください。

廃油で走るって、なんだか心地いいものです。