昨年に仕込んだ玄翁の柄が緩んできました。
雪の中使うので、濡れたり乾いたりの繰り返し。なので、緩んでくるのも仕方がないと思っています。
ぼくは玄翁の柄にクサビは使いません。
きつめに仕込んで摩擦抵抗で抜けないようになっています。なので緩んでくると抜けやすくなります。クサビを使ってもいいのですが、木を割るように鉄を差し込むので柄が弱ります。
あと見た目があまり好きではないというのが一番の理由だったりします。
緩んできたら、ハガキなどの”厚紙”を挟むという手もありますが、”厚紙”というのもちょっと風情がないような気がして。。。。
そこで、これ!
厚く削ったカンナ屑。
ちなみにヒバです。いい香りがします。
で、完成です。
サビを落として、柄にはうっすらミツロウも塗りました。
この玄翁は、”広輝作霞舟手玄能”です。
鉄なので、サビます。(なのでステンレス製も多いです)
サビては磨き、サビては磨き。この繰り返しです。
たまにメンテナンスをしてあげるといい表情になってくれます。