由仁町にあるロウソク屋さんCandle shop koko様の内装リニューアル工事をさせていただきました。
Barのような大人な空間に仕上がったと思います。
「3つの壁」
とある仕掛けがあるので、施工前の写真を載せられないのですが、もともとは、グレーのクロス貼りの壁でした。
黒板。銅板。塗り壁を作りました。
それぞれ、色も質感も全く違う3つの壁です。
塗り壁は、「白いロウソク」の色が映えるように、少し砂を入れ質感を出すために藁も混ぜました。
この藁は、僕の祖父の家にあったものです。
まだ祖父母がお米を作っていた頃なので、3、40年前のものだと思います。
きっと次の年の藁を束ねるためにとっておいたものなのでしょう。
それが、こうして新しい形で利用できることを嬉しく感じます。
そして、銅板。
もともとは、新品の銅板ですが、
風合いを出すために、特殊な薬品を使って黒錆を出したり、バナーで炙ったり、水をかけたり、叩いたり。。。
お客様と総出で行いました。正直、この貴重な体験は楽しかったです。
銅板の加工にも苦心しましたが、僕自身とても気に入っています。
黒漆喰の半磨き
お客様と自分たちで塗った黒漆喰の壁は味わいのある独特な雰囲気を作ることができました。
黒漆喰の詳しい話はこちらをご覧ください。
取外せるパーティション
取外せるパーティションは、この袖壁です。
万が一大型のものを搬入する必要が出た時のために、この壁面は取外せるようになっています。
上端と下端はブリキを加工して取り付けています。
嬉しい誤算
銅板の壁を提案させていただきましたが、この銅板に反射して映るキャンドルの姿は嬉しい誤算でした。
キャンドルショップkoko様の場所は下記になります。