「これがあるなら、ここにも、、、」
「え?なんで?」
「あー、なるほどねー」
「いやー、ここは大変だったろうなー」
「いつくらいに作ったものなんだろう」
「どんな人が作ったんだろう」
。。。。。
今、取り掛かっている仕事は、解体から始まっています。
重機で破壊する解体ではなく、
ぼくたちが手でやる解体はただ壊すものではなく、
作った逆の順序でバラバラにしていくものでだったりします。
人の手で作るものだから、そこには癖や考え方とか個性のようなものが出てきます。
壁のわずかな凹凸からビスや釘を探し、それを基準に、次にどこにあるか予想する。
構造的にはこのライン。そして、この人ならここかな。ここもあるかも。
時間を隔てつつも、「作り手」の存在を感じながら、進めていく解体の仕事は、宝探しのような。推理ゲームのような楽しさがあります。
「解体」って汚いし、壊すイメージがあるから、あまり楽しく見えないかもしれません。
でも、実は楽しいんです。