Amazonで買える。おすすめの鑿

*詳しくは上の動画をご覧ください。

DIYをやられるかた、大工見習いの方などから「おすすめの鑿はありませんか?」とよく聞かれます。
ただ、本職用のものだと、1本1万円以上してしまいます。
これだと最初の1本としては少し高すぎるかもしれません。

ということで、Amazonで売られている鑿を色々と探してみた中で、一番良さそうなものを試しに購入し、
実際に使ってみました。

Amazonで買った¥3,800円の鑿。

結論から言うと、十分すぎるくらいキレるし、耐久性もあります。

動画の中でもわざと節のところを叩いたりしましたが、なかなかに欠けたりしませんでした。

これが¥3,800で買えるなんて、信じられません。恐ろしくコストパフォーマンスが高いです。

サイズ(幅)はどれを買えばいいか?

私の鑿セット

組鑿と行って、一式セットになっているものだと、大体10本くらいです。
ただ、いきなりこれだけ揃えるのは厳しいでしょう。

  • おすすめの購入パターン
    • 理想は3本
    • 1本だけ買うなら
    • 2本目は?
    • 3本目は?

大工仕事をするなら、理想は3本欲しい。

ぼくが、おすすめするのは、9mm,21mm,42mm

この3本があれば、仕口継手の加工も内装の造作でも、どうにかなると思います。

1本だけ買うなら?

21mm,24mmのどちらかをおすすめします。
理由は、一般的にほぞ穴は30mmです。ほぞ穴を1から掘る場合、30mmの穴に30mmの鑿だとピッタリすぎて難しいです。
なので、30mmよりも一回り小さい、21,24mmが1本あると、リフォームの時など、活躍します。

2本目は?

2本目は、9mmがいい思います。
広い幅の穴は、小さい鑿でも加工できますが、小さい穴を大きな鑿で加工することはできません。
なので、2本目は9mmがいいと思います。

3本目は?

42mmです。
実は、ぼくが一番使うのは、この42mmです。
42mmはとても便利です。
ですが、24,9mmの鑿は、ないと仕事ができません。

ぜひ、42mmまで揃えてもらえると仕事も楽になるし、DIYでも楽しくなると思います。

最後に

今回は、Amazonで買えるおすすめの鑿を紹介させていただきました。
詳しくは、ぜひ、動画を見てください。本当にキレるので驚きました。

ただ、手軽に買える鑿を紹介させていただきましたが、できれば、本職用の鑿も検討してください。
いいものは、やはり、いいものです。

本職用の鑿が買える、おすすめのお店を下記にまとめさせていただきました。

[おすすめのお店]
のぼり刃物店

大工道具の曼陀羅屋

最後に関連の動画も下にまとめておくので、機会があれば、ご覧ください。

鑿の研ぎ方ー#1000と#6000だけでも切れる刃をつける方法

注意:youtubeを始めたばかりの動画のため、音が悪いです

2つの砥石だけで、鋭利な研ぎをする方法について解説をしています。

動画はとても長いですが、きちんと研げるようになると、この2つの砥石だけでも、髪の毛が半分に裂けるくらい、鋭利な刃先を作れます。

*毛が剃れるのは当たり前ですし、それくらいきれないと話になりません。

使用する砥石

中度砥石:研承 斬#1000

サイズ:205×75×25㎜
製法:ビトリファイド製法
研磨剤:2種研磨剤ブレンド

仕上げ砥石:研承 成#6000

サイズ:205×75×25㎜
製法:レジノイド製法
研磨剤:国産高純度研磨剤

面直し用、ダイヤモンド砥石

研承ダイヤ中目(砥石修正用ダイヤモンド砥石)

動画では上記を利用していますが、下記でも問題ありません。以前はatomを使っており、特に問題もありませんし、こちらもいい商品です。

ツボ万 アトマエコノミー本体 中目 ATM75-4E 

他の参考動画

下記に参考になる動画をまとめておきました。
上の動画は長いので、下の動画から見るのもいいかもしれません。
初心者の方には、1.鑿の研ぎ方①をまず見ていただきたいです。

1.鑿の研ぎ方①研ぎ方の全体的な話(座学)

2.鑿の研ぎ方②裏の研ぎ方

鑿の研ぎ方③表の研ぎ方(完)

[大工の基礎]研ぎものの基礎。上達への3つのポイント