土日休み

大工は、土日祝休み。

当たり前が当たり前ではない建築業。
日曜は休み。土曜と祝日は仕事というのが常識な気がする。

が、今季から、土日祝、休みにする。
正確には、しばらくの間。現場は休みで、打ち合わせや見積もりの事務仕事などなど土日にやることになるとは思うけど、来年には、当たり前を取り戻したい。

ここでいう当たり前とは、サラリーマン上がりのぼくの当たり前であり、職人にとって仕事は生活であり、盆と正月以外に日曜休みという時点で、画期的であり、ある意味で当たり前ではないかもしれない。
それって、江戸、明治くらいの話で、そのころはほとんどの職種がそうだったと思うけど、それを継承し続ける理由はどこにあるのだろうか。

酪農家、農家さんは曜日で休みがあるわけではないから、恵まれているのかもしれない。
ただ、天候や生き物を相手に仕事をしているとは、少し違うわけで、逆に雨でも現場やらないといけないのも少しおかしい。
正直、大工が土日祝休みにならないのは、職人としての心意気ではなくお金の事情が大きいと思う。
日当払いだという側面と足場などの仮設費のため、工期が短ければ短いほど利益が多いという側面。

どちらもお金の話。

業界的に土日休み。とかが当たり前にならないといけないと思うけど、ゼネコン、メーカーや社長と言われる人たちが身を切らないといけないから、それが当たり前にならないかもしれない。

うちは土日祝は休むぞ。

ただ、今週末は @pieme.me の店頭に立たないといけない。
今月、自分に休みがあるのだろうか。。。

#yomogiya #大工の日記 #大工

春。青年と出会う。

夜にわずかに降った雪は、朝にはもう溶けはじめていた。

朝イチで、天板の型となるベニアを切り出して、午前中に打ち合わせを2件やる。打ち合わせは、予定より早く終わったので、整形外科に行こうかと思ったけど、結局行かなかった。
早めにいけばよかった。なんてことにならないことを祈る。

午後に、会いたいと関西からきた青年と会う。
外注すればするほど、利益が取られるので、デザインから施工まで一括してやる会社が増えてきているらしい。特にリノベ関係。確かに、外注すればするほど、各社が利益を取るので、工費が肥大化していく要因ではある。

施工もデザインも両方やれます。というのはある意味で今っぽいのかもしれない。

自分で、デザインもやってます!とかは、恥ずかしてく言えないけど、まぁ、やっていると言えばやっているわけで、そういう領域にいるのかもしれない。

ただ、どちらもできます!というのは難しく、少なくとも軸足がどっちにあるのかは、大事だと思うという話をした。

デザインに軸足を置いて、施工もやります。という人と、
施工に軸足を置いて、デザインもやります。という人は、結構違う。
たぶん、その人自身の感覚も、人からどう見られるかも違う気がする。

どちらがいい悪いの話ではなく、どうなりたいか、どっちが好きかの話な気がするけど。

真っ直ぐ人の目を見て話す青年だった。
これからいろんな失敗もあるかもしれないけど、頑張って欲しいなと思う。

天板の切り出しも終わり、サンダーで荒仕上げまで終わらせた。
仕上げは現場で取り付けてからやることにする。

#yomogiya #大工の日記 #大工

北海道に戻ってきて15年。

北海道に戻ってきて15年。
もはや、一瞬、東京に行ってました。っていう感じです。

あのまま、転職せず会社に残っていたらどうなっていたかな。と想像することもあります。
おそらく意識高い系に分類されるぼくは、それなりに仕事を楽しんでいたと思います。
都内にマンションとかは考えられず、郊外に家を建てていたかもしれない。

社会人になったのは、今年でちょうど20年前の春。
IT企業なのに会社に寮があって、寮にいる同期はほとんど関西人だった。
関西人のノリはすごいなーと思ってたら、1番すごいのは九州人だった。
道産子からすると関西弁も九州弁も同じようなもんだった。
社員寮は、男子校みたいで楽しかった。
仕事も楽しかった。
部活とか真剣にやったことのない、やる気のない学生だったぼくにとって青春は、新入社員時代かもしれない。
同期は課長とかになっている。
課長とか、まじで、すげーなと思う。

さて、北海道への移住を応援するzoomイベント「北海道とつながるカフェ」にゲストとして参加します。
2月19日(土)13:30~

全7回で今回が最終回。

初回にも参加させていただきましたが、再登板です。
豪華景品が当たる抽選会もあるそうです。

https://forms.gle/wbQZP1t2wbfTFdJb6
(申込締切:2月18日(金)12:00)

#Uターン組 #最近こういう参加多い

栗が取り放題な季節です。

発酵文化人類学


「発酵文化人類学」

この本を読んで、最近、感じていた「なぜ日本にはヴィンテージフードがないのか?」という疑問が解決しました。

25年もののバルサミコとか、12年もののウィスキーとか、そういう長い年月寝かせた食べ物って日本にないじゃないか?という疑問。

日本の場合は、酒”蔵”、味噌”樽”、ぬか”床”とかハード面で長期間熟成したものはあるけど、そこから生まれるものはフレッシュなものばかり。
長くて味噌?それでも3年とか5年とか
なんかないのか?と頭の中で探しても出て来ません。

少なくとも食するもの自体を10年単位で熟成させるという発想は一般的ではないように思います。

ちょうどこの点について書かれていて、気候風土による菌との付き合い方の違い(発酵文化の違い)
それと密接して形成される味覚や趣向といった食文化に違いが出てくる。
その結果、日本では、フレッシュなもの素材の繊細さを求める傾向が強くなり、長期間寝かせたヴィンテージフードという発想が定着しなかったようです。

高温多湿という”腐りやすい”というデリケートな環境の中、素材の繊細な味と旨味を最大限に取り出そうとする発酵技術の進化は、繊細で高度な日本的な技術進化とも密接に関係しているように感じます。

友人から誕生日にいただいた本。読み手をさらなる発酵の世界へ陥れるなかなかカオスな内容でした。

#ありがとう #面白かったよ #発酵文化人類学 #トロッコ商店で売ってます #yomogiya #日記

試作のピザ窯


ロケットストーブ式のピザ窯を作ろうと思ってベースだけ作ってあります。
ピザ窯本体は作れてませんが、簡易的にピースのオーブンをのせて使っています。保温性がないのでロケットで熱風を送りながらになるので、もれなくスモーキーなピザが焼けます。

早くピザ窯本体も作りたいなぁー

息子の誕生日


昨日は息子の6歳の誕生日でした。

最近、彼は、”シロシロ”というぼくには見えないペットを飼っています。

最初のゲスト

友人宅のゲストルーム。先日、最初のゲストとしてお招きいただきました。

おいしくて、楽しい食事。そして、宿泊。

自分で作ったお客様のところに宿泊するという、とても貴重な体験をさせていただきました。

細かいところをチェックしたり、ここは大変だったとか色々と思うこともありましたが、それ以上に、強く感じたことは、自分が作っているものは、「物理的なもの」ではなく、その先にあるものだ。という実感です。

「yomogiya」の理念は、「住みよいを作る」です。

”わたしたちは、お客様の「住みよい」を作る。
いま、目の前にある、小さな「住みよい」を作り続ける。

今日も。明日も。

きっと、この世界を住みよくしていると信じて”

理念には、こんな想いが詰まっています。

最初はフライヤーのキャッチフレーズとしてつけた「住みよいを作る」という言葉が、あとから意味を持つようになって、それが理念になりました。
なんか目標とか戦略とかを立てづらい理念です。
経営の本とかを読んでこれでいいのか?とか思ったころもありますが、これでよかったと思いました。

工事中、友人がいつもおいしいお昼ご飯を作ってくれて、ご飯を食べながら、みんなでたくさん笑いました。
ある日、実はぼくがロマンチスト(しかも自覚なく)であることが発覚して、いじり倒されました。

彼女は、今回の記事を読んで、ぼくのロマンチストっぷりにニヤニヤしていることでしょう(笑)

#yomogiya #理念 #宿泊 #ゲストルーム #ありがとう!!

リスに遭遇

材料の積み込みをしていたらエゾリスに遭遇。
今までで一番近づけました。
#手のひらにのせるのが夢です #今年2回目かな #なんか得をした気分になれる

仕事がひと段落


仕事がひと段落。そして、今日からまた新しい現場がスタートです。
今朝は樹氷が見られるほどなかなか冷え込みました。

樹氷もきれいですが、そんな朝は足元の雪もきれいです。
積もった雪の上に、樹氷にできる霜があたり一面にふわっとのっています。

短毛の動物の毛のようです。
これが動物の毛のようだと思うと、ダイブしたいと一瞬思いますが、冷たいし、首に雪とか入りそうだし、寒しとか。すっかり無邪気さを失っています。

現場がひと段落して、少し余裕ができたような気がしますー。

#yomogiya #日本もきれいだよ #またスタート

プレゼン終わりました


すごく緊張しました。そんな風に見えなかったよとみなさんに言ってもらえましたが、めちゃくちゃ緊張してました。
230名ほどいらっしゃったそうです。ステージの上からだとそんなに多く感じませんでした。というかよく見えない。
今、思うと手足は震えず、言うことが真っ白になったり、話が飛ぶと言うことはなかったです。

何より噛まなかった、そう。噛まなかった!(滑舌は別にしても)

長沼から応援に来たくれた友人のおかげで、正直ちょっと落ち着けました。
ありがとう!

意外だったのは、終わった途端、ドキドキが半端なく、胃がめちゃくちゃ痛くなったことです。

「え!なに、これ、あとから来るの!?」とびっくり。
まさか終わってから胃が痛くなるとは。。。
あとから来るんですね。

結果は2票差の2位。

惜しかったです。そして、実は悔しいです。
その日の夜は、なにが悪かったのか。あの一言はいらなかったかもしれない。内容をもう少し。とか色々と考えてあまり寝れませんでした。
純粋に勝てなかった、届かなかったという”事実”が悔しいのです。

あー、負けず嫌いだったんだなぁーと気づかされました。

今回のプレゼンという機会のおかげで、自分の考えをまとめるきっかけになりました。
大工募集も、したいと思いつつも、できていませんでした。せっかくならということで行動に移せたという部分も大きいです。

そして、一番良かったことは、何より大工さんが見つかりましたことです。
詳しくは後日、ご報告します!!

#yomogiya #日記

プレゼンの日


プレゼンの日がやってきました。

なんとなく朝散歩でもという気分になりました。別に緊張を紛らわそうとしているわけではないです。
ただそういう気分になっただけで。。。(笑)

寒い朝は気持ちがいいです。
玄関を開けて10秒でこの景色をみれるのは幸せな環境だといつも思います。
凛とするというか気分がスッキリします。
緊張で言おうとしていることが全て飛ぶかもとか色々と不安はありますが、なんとかなる気がしてくるというか、大した問題じゃないなと思えてきます。

とりあえず頑張ります。いい人みつかるといいなぁ。

#地域クラウドファンディング #yomogiya #早く目覚めるよね #3分プレゼン #テーマは大工募集

久々にカットに行きましたー


人前で話をする前に、ちゃんとしなくては!ということで松田美容室でカットしてもらいました。
本当は、もっとマメに髪を切りたいのですが、なかなか時間がなく、後回しになってしまいます。
ですが、髪を切るとスッキリするし、気分というか心持ちも変わってきます。

松浦弥太郎さんは2週間に一度、髪を切るそうです。
それはちょっと難しいけど、今年こそ、自分で嫌になる前にカットに行こう。

松田美容室は、施工した時より、色が濃くいい感じの艶が出てきています。
トイレのドアも同じ材料で作ったシャンディの小屋は外なので色が抜けてシルバーっぽくなってきてますが、
こちらはアメ色になってきています。

自分で写真を撮ると同じようなものばかりになってしまいます。
もう少し目線を変えれるようになれば、幅も広がってくるのかもしれません。


#yomogiya #松田美容室 #大工募集 #栗山町

自由研究的なもの


お正月休みにカメラのストラップを作ってみました。こういうものが欲しいとか、もう少しこうしたいとか考え出すと結局自分で作るしかないという話になります。

一枚のヌメ革でシンプルなものを作りました。
長さの調整もできないし、ストラップの交換はできません。
ストラップを外すには切るしかないという背水の陣的なストラップです。
作ってみて、コバ磨きって楽しいなぁって最初は思いましたが、全周2mあるわけで、正直、途中からしんどくなりました。
2mのコバ磨きってちょっと異常な気がします(笑)

次は財布とか思い自分の財布を改めて見るとあまりに高度で無理だと悟ります。
革製品が高価なのも納得です。逆に安いものは不当に安すぎるような気さえしてきます。
味噌づくりとかでもそうですが、実際に作ってみるとそんな安く作れるわけないのがわかります。
モノ作りは色々と発見があって楽しいです。

ひたすらコバを磨きながら小学生の頃、手編みの帽子とかを自由研究で提出したことを思い出しました。
ぼくの兄が手先が器用で、木工作品を作って表彰とかされちゃってて、比較されるのが悔しいから裁縫とかをやっていたのかもなぁと今になって思います。
弟ってそういうところあるのかもしれませんね。
兄に憧れを持つ反面、劣等感とか対抗心みたいなものがあったり、それでいてがっつり影響受けてて、、、面白いものですね。

#コバ磨きは革の切口(側面)を磨くこと #ヌメ革 #日光浴中 #カメラ #ストラップ #自作 #変化が楽しみ #yomogiya #自由研究

ダカフェ日記 それからそれから


大好きなブログ。カメラお父さんの憧れ。ダカフェ日記さん。

出会いは図書館で本を借りたこと。
ダカフェ日記の森さんに憧れて単焦点のレンズを買い、子供の写真を撮っていました。

でも、2013のある時から、blogが更新されなくなりました。
どうしたんだろう。日記の出だしのことも考えると体調に何かあったのではないか。
お子さんも思春期だろうしなぁ。。とかとか、気にかけていて、年に2、3回はページを開き、更新されてなく、また心配するという感じでした。

また、思いついたようにページを開いた昨年の12月末、なんと。更新されている!
おまけ写真集を無料配布しているとのこと。北海道は札幌の石田珈琲店さんにあるとのことで、
仕事終わりに早速駆けつけました。まだあるかないか。。。。ドキドキしながら、来店し見つけた時はなんとも嬉しかったです。

あとでゆっくり見ようと思いながらもちらっとのぞくと、変わらないご家族の姿が。。
海ちゃんがカメラ女子になってる!!とか、空くん大きくなったなぁーとか。親戚のおじさんのような気分。
ちょっと泣きそうになってしまいます。

「それからそれから」

いいタイトルですね。

#yomogiya #日記

もうすぐ11月。バイオディーゼルで大丈夫なのか?

バイオディーゼルの弱点。

それは寒さです。

寒いと固まってしまう。
燃料ホースや燃料フィルター内で固まってしまったり、噴射ホンプに問題を起こしたりしてしまいます。

正直、寒くなってくると不安になります。
秋用のバイオ燃料がなくなって、しばらく普通の軽油を入れて走りましたが、ちょっと寂しい気が。。

なんか排気ガスも普通だしな。
もうちょっといけるんじゃないか?

ということで、バイオディーゼルの販売会社に相談、今回冬用の燃料を作るということだったので、試しに買ってみました。

「マイナス15度まで固まらない!」

らしいです。

とはいえ、それでも不安。
そもそも固まるってどういうことなのか?

試しに固めてみました。

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左から、菜種油、秋用バイオディーゼル、冬用バイオディーゼルです。
冬用が若干、色濃いんですね。

冷蔵庫に入れたところ、全てかわらず、問題なしでした。

次に冷凍庫に入れてみました。

結果がこれです!(左から、菜種油、秋用、冬用)
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菜種油は、白く固まってしまいました。
秋用もカチカチではないですが、固まっています。
ミツロウワックスみたいな感じです。

そして、冬用!

うーん。。。
固まってはいませんが、、かなりドロッとしている感じです。
この状態だと問題おきそうですね。

冷凍庫の中は、-15度くらいなので、ギリギリなのかもしれません。
ただ、常温で、すぐに元のサラサラの状態に戻りました。

もうすぐ11月。
11月中は-10℃以下になることはなさそうです。
ひとまず、今の冬用がなくなるまでバイオで行ってみます〜